絵と本の日々

早いもので2017年も今日で終わりですね。

今年は、上半期はひたすら活動(グループ展和風幻想・大阪アートダイブ・原画販売展つくし荘・クリエーターズマーケット)、下半期は活動と制作を休んで漫画や映画からの吸収+歯医者通いと、前半後半でがらっと空気の違う一年となりました。
そのせいか前半の出来事が2年位前のことに思えます・・・

活動と制作を半年休んだことで、絵に関して良い変化がありました。

実のところこれまで長年にわたって、自分の絵の下手なところばかり目につく癖から抜けられずにいました。
一枚絵もなかなか気に入るものが描けず、練習しなくては、画力が落ちるから落書きでも毎日描かなくてはと思ってもそれすら気が乗らず、今の自分は本当に絵が好きなんだろうかと疑問を持つところまで行っていました。
描き上がれば達成感はあるけれど、そこまでの過程が9割方苦しいといった感じ。(たまに肩の力を抜いて描けた時は楽しい時もあったのですが)
そりゃ下手なところしか見えないんじゃ描いていても楽しくない、楽しくなければ描こうという気力も起きませんよね。

それがこの12月頭頃から、ふいにらくがきが楽しくなってきました。
自分の描いた絵を見て「ここが良い」「ここが好き」という感覚を本当に久しぶりに持てています。

多分半年間描くことから離れたのが良かったのかなと思います。
いろんなジャンルの漫画を読んで、いろんな絵柄を見たこともひとつかも知れません。
「私はちゃんと、絵を描くのが好きなんだ」と思えたことが本当に嬉しく、そしてほっとしました。
「描かなきゃ」でペンに手を伸ばすのではなく「描きたい」で手を伸ばしている。
今の自分にとってはなかなかすごいことです。

一枚絵を描き始めたらどうなるかはまだ分かりませんが、もう少しの間気楽ならくがきでリハビリしていこうと思っています。


今年もサイトやブログに遊びに来てくださった方々、展示やイベントに足を運んでくださった方々、本当にありがとうございました。
web拍手もありがとうございます。励みになっております・・・！

いろいろあった2017年も残りわずかですね。
それでは、皆さま良いお年をお迎えくださいませ！